組合は、働くひとの労働環境を守るという大切なミッションを果たすべく、組織の中で重要な働きを持っています。組合のもうひとつの魅力は、職場や専門を越えての交流行事がさかんなことです。懇親会では楽しいクイズと賞品が準備され、心楽しいひとときがあります。毎年3月には退職者を送るコンサートが有志により催されます。歌やピアノ、弦楽器など心を込めてお送りするこの行事は、私が組合にはいるきっかけになりました。

大学教員 Aさん

私の前任校は、創業者の直系世襲が4代続いて全てを支配していた家族経営の小さな学園でした。学生激減で経営が大きく傾いたとき、30代から50代の多くの専任教員が、紙切れ一枚で次々と首を切られました。組合は存在せず、皆が泣き寝入りし、抗議の声さえ上げられずに退職させられてゆきました。桜美林学園教職員組合は、自分の保身だけを考えるのではなく、厳しい立場にいる職場の同僚に思いを巡らすことのできる、普通の感覚を持った常識人たちの集まりです。もっともっと多くの人たちに、ぜひ組合に入ってもらいたいと思います。

大学教員 Oさん

私が高校教員として勤めたのは、桜美林高校が空前絶後の新入生900人超の18クラス(通常は9クラス!)を迎えた年でした。当然教員も不足し、急遽採用された人も大勢いました。その巨大学年が在籍中の3年間だけという期間限定の専任も何人かいたようです。それが、組合の働きかけで3年経過後も継続勤務することができると聞きました。安心して働くには組合の存在は大きいなぁと思います。また、普段接することのない職員や大学の先生方との交流(飲み会?)があるのも大きな魅力です。

高校教員 Nさん

大学で働いている専任職員です。労働組合は近代の様々な労働問題の積み重ねの歴史から生まれた法に基づく制度であり、労働者にとって大切な仕組みだと思いますので私は組合があれば加入しようと考えていました。しかし桜美林学園に入職した当初は加入しませんでした。それはどのような組合なのかを見たかったからです。会社の言うことばかり聞くいわゆる御用組合であったり、逆に過激な組織であったら私は加入しませんでしたが、しばらく働く中でそのような組合ではないことがわかったので加入しました。
雇用や労働条件の変更にかかわる厳しい交渉ばかりが目立ちますが、組合は労働に関わる身近な疑問や提案を組織的におこなえる点も特徴だと思います。昼休み時間の休憩場所として会議室を確保することは、組合の交渉から生まれたものです。
組合の機能的な面ばかり話しましたが、自分の業務範囲を超えて様々な教職員とつながることができることも組合の良さで、普段と異なる視点から物事を考える良い機会でもあります。
桜美林学園をより前向きに働ける場所とするために、組合はとても有意義だと思いますので、ぜひ組合に加入して一緒に考えていきましょう。

職員 Aさん

最近、教員では任期制が、又職員では契約型の雇用が一般化し、教職員の身分が極めて不安定になってきていることは周知のことと思われます。こうした中で、組合は果たして教職員の身分・雇用を守ることができるのか、心配されている教職員も少なくないことでしょう。しかし、私の40年余りの長い経験からハッキリ言えますことは、理事会は、決して進んで教職員の身分を守ってはくれないということです。いろいろ手は打ってはみたものの、結局はうまくゆかず、雇用・身分を守る最後の砦は組合しかないということは、これまでの幾多の例が明らかにしてきています。また、ここ数年、驚くほどの権力集中のガバナンス(管理・統治機構)は、教職員にとって、見過ごすことができない事態となりつつあります。私達は、今こそ多くの教職員が組合に結集し、教授会との連携を図りながら、本学園が明るく、生き生きとした働きがいのあるところとなるよう力を合わせて頑張って頂きたいと思います。

名誉教授 Nさん

ぜひご加入ください!

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